「子どもと一緒に自然あそび」講座

今年も、7月下旬に、夏の芸術教育学校の講座を1日受け持ちました。
ご参加いただいた方々は、全国から集まった幼稚園保育園認定こども園の先生方。皆様大人です!大人が子どもの気持ちに還ってあそびなおすこと。そして、終日、中野サンプラザの研修室に、葉っぱや小枝を持ち込んでの自然あそび演習を行いました。
自分で葉っぱを選んで会場に持ち込むことから研修の始まりです。
1分間、目をつぶり子どもに還ったら、みんなで森へ昆虫狩りに出かけました。
森の世界に入り込んだら、いよいよ子どもに還って自然あそび。

みーつけた

持ち寄った葉っぱで、「みーつけた♪」のあそび。
葉っぱの色、形、感触、匂い等、五感を通していろいろな葉っぱに楽しく出会うあそびです。普段見ているようで見ていない葉っぱのそれぞれの違いに気付きます。

葉っぱじゃんけん

自分でお気に入りの葉っぱを選んだら、葉っぱじゃんけん大会。
長い、短い、細い、太い等、葉っぱで勝負を決めました!
葉っぱの背比べでは、グループで、障子紙に一列に葉っぱを並べて、全体の長さを競います。
すると、更に、葉っぱ一枚一枚の形の面白さや美しさに気付きます。
それぞれの葉っぱに目玉を付けると、更に葉っぱに愛着が生まれます。
葉っぱ一枚からでも、いろいろな遊びが展開できます。

葉っぱの背比べ
しずくリレー
しずくのお顔

次はしずく遊び。
葉っぱは、水を弾く葉っぱと弾かない葉っぱがあることに気付きます。
葉っぱの上をコロコロと転がるしずくがとてもかわいらしく光に当たるとキラキラと美しいから、心が釘付けになりますね。

マイツリーの枝

午後からは、小枝で木の姿を再現するマイツリーごっこ。
まずは、小枝を太い、細い、枝先とみんなで分類します。
グループで、枝をつなげて木の姿を再現しました。
枝も、一つとして同じモノがなく、いびつであることで、素敵な木の姿が生まれました。
そこに、午前中に遊んだ葉っぱを置いたり、粘土でいろいろな生き物等を作って、命のつながりのある多様な木が生まれました。

多様な木

自然は、まず知識からと構えている保育者がいらっしゃいますが、「知ることよりも感じることが大事であること」「子どもたちがやりたがりあそび込みたくなるような道をつくってあげることが、大事と感じます。
そのためにも、保育者がまずは面白がって遊び込んでみること。
センスオブワンダーの世界が、都市型の保育の世界にもつながっていきます様に願いを込めて。
たくさんの皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。
また、主催いただきました芸術と遊びの創造協会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

kyoko takahashi