都会の中で 小さなセンス・オブ・ワンダーの種まき

雨が続く6月の午後。新宿区の幼稚園の先生方と一緒に身近な自然を室内に持ち込んで草花やしずくと遊びました。
普段忙しく通り過ぎていた足元の草花でも、改めて手に触れてみると、こんなにもいろいろな色があり、形があり、感触があり、香りがあることにも気付きます。

クレヨンがなくても、花びらや葉っぱを少しいただき描いてみるとお花のクレヨンで優しい色が描けます。

雨のひとしずくから楽しいあそびが生まれること。


雨の季節を美しく彩るアジサイも、水に浮かべて揺らめく様子を透明シートの下から覗いてみれば、美しい世界に「きれい!」の歓声があがります。

特別ではない日常の中にも、センス・オブ・ワンダーの輝きが生まれます。

早速翌日の保育の中で、子どもたちと花びらで楽しく遊びましたという嬉しいご報告をいただきました。

新宿区私立幼稚園協会の先生方、ありがとうございました!

5月ウレシパカフェ 春の公園で大人もこどもも一緒に自然あそび

2019年度ウレシパカフェのスタートは、埼玉県狭山市の稲荷山公園。
五感のアンテナをフルに動かして、春の身近な自然とあそびました。

埼玉県、東京都、神奈川県、遠くは、富山県からも先生方にご参加いただきました。
ご家族でもご参加いただき、1歳児から小学生のこどもたちのキラキラと心動かしあそびこむ姿に触れて、先生方も大きなおともだちになって青空の元、たっぷりとあそびあい学びあった一日となりました。

自然にご挨拶

いつもの様にまずは自然にご挨拶。人間中心の生活の中では、時には公園の自然にも、自然の中に入れていただく、自然の命あるものであそばせていただく気持ちで、いつも始まりは自然にご挨拶。
大きなクヌギの木肌に触れて、青空に向かって♪おはよう~♪と手を振ってみると、
ふーっとさわやかな風が吹いて、木々の葉を揺らしていきます。
「あっ、クヌギおじいさんが手を振ってくれたよ!」とお話すると、
1歳のお友だちが、上を見あがて揺れる葉先に、ゆっくりと手を振ってご挨拶してくれました。
思わず、大きなお友だちはその姿に感動の声があがりましたね。

   

瞑想タイム
芝生広場に寝転んで晴天の眩しいお日様を全身で受け止めながら、しばし静かに目を瞑る時間。目を開けてみると、大人もこどもにもどっちゃいます。
さあ、みんなであそびなおしましょう!

五感であそぼう!


みつけたみつけた♪のオリジナル絵本のページを開き、開いたページのモノを見つけてくるあそび。
色、形、感触、匂い等、五感を駆使して公園内で探してきます。
限られた都市の公園でも、こんなにもいろいろな色、形、感触などがあり、一つとして同じモノがないことに、その面白さに改めて気付きあいました。

お花クレヨンでお絵描きあそび
春にはいろいろな色がたくさん生まれてきますね。たくさんの雑草の中から黄色や赤の花びら、柔らかい葉っぱ等、あそぶ分だけ少しいただいて、指先でクチュクチュと揉んでみると、優しい自然の草花クレヨンとなりますね。
いろとりどりの草花お絵描き作品が生まれてきました。
草花から頂いたお絵描きなので、最後はみんなで緑の中にそっと戻してあげたら、素敵な森の美術館!

 

お顔探し
公園内には、いろいろな姿形の樹木が生えてます。心遊ばせ柔らかくなった感性で、森の中のお顔を探してみました。
いろんな顔が生まれてきて一気にワクワクが高まります。魔法使いの森は、いろんな顔がかくれんぼしていましたね。

   

お弁当をいただいた後は、コーナーあそびです。

冒険あそびコーナー

ロープ上り&段ボール滑りの繰り返し。

竹コース作りコーナー

しずくあそびコーナー

しずくあそびから ウオータースライダーあそびへ

 

森の絵本コーナー

こどもたちも大人たちも自由に遊び込みましたね。

プチサロン
柔らかな木漏れ日の下で、自然あそび研修の振り返り。互いの想いを語りあいました。

最後は、センスオブワンダーの朗読で散会となりました。

参加された皆様の豊かな感性に囲まれ育まれた一日でした。
また一緒にあそびあいまなびあいましょう。

 

次回は、6月の磯の生き物さがしです。
ご興味のある方は、ウレシパ事務局までお問合せください。

 

ウレシパカフェ~小さな小さな遊びあい学びあい~今年も実施します!

新年度スタートしました。長い連休開けて保育の現場では、また子どもたちの活気であふれていることでしょう。

さて、今年度もウレシパモシリの各専門家講師陣と保育現場の先生方と共に、自然あそびをベースにした小さな学びあう場を予定しております。
今年度は、前半期は、野外のフィールドに出かけていきます。後半期は、また、池袋会場にての学びあいです。

5月19日 五感を通した身近な春の自然あそび(埼玉県狭山市)
6月22日 磯のいきもの探し(三浦半島)
8月31日 森あそび(埼玉県飯能市)
10月30日 虫講座(池袋・会議室)
12月18日 石ころあそび講座(池袋・会議室)
2月26日 音あそび講座(池袋・会議室)

以上を予定しております。
ご興味関心のある方は、ウレシパモシリ事務局までお問合せ下さい。

光あそび

冬の晴れた日。お部屋にはおひさまの光が長く射しこみます。
寒い季節だからこそ、おひさまの明るさとあたたかさとたっぷりとあそびたいですね。

2歳児クラスの子どもたちとおひさまのひかりとたっぷりとあそびました。

 

明けましておめでとうございます。

昨年も皆様からのあたたかいご支援を頂きまして、心から感謝申し上げます。
昨年は、関東圏外からもお呼びいただき、石川県、富山県、新潟県、広島県の幼保の先生方と身近な自然を日々の保育につなぐ自然あそびをご一緒に楽しみ学びあう場をいただきました。

昨年暮れには、広島県自然保育認証制度の認定を受けられました学校法人法輪学園様よりお声がけいただき、園に隣接する冒険の森をより日々の保育に取り入れるための自然あそび研修をお手伝いさせていただきました。
法輪学園様の幼稚園保育園認定こども園あわせて90名程の先生方と冒険の森に登り、自然にご挨拶をしてから、目を瞑り自然の音に心を傾けました。
グループ毎に秘密の指令書にあるモノを探して園に戻りました。
ホールでは、グループ毎に探したモノを展示して、どんなテーマの自然物を見つけてきたかを当てっこしシェアしました。赤・黄色・黒・〇・💛・ふわふわ・ザラザラ・いいにおい等・・・
なるほど!と思えるようなモノがたくさんあり、先生方から歓声があがりました。
普段は、当たり前にあり過ぎて手にすることも無い自然の葉っぱや実、枝等、改めて五感を通して出会いなおしたあそびとなりました。

すべてがあそびの宝物となりますね。

お気に入りの葉っぱを選んで葉っぱじゃんけんをしたり、じゃんけんで負けても葉っぱの背比べで復活したり、一枚一枚並べてみると葉っぱの形や色の違いの美しさに出会ったり・・。自然の名前を知らなくても、出会って感じて遊び込めます。
葉っぱ一枚でも、こんなに楽しく遊べることに先生が気づいてくだされば、子どもたちのあそびもより広がっていきますね。

午後からは、集めた小枝でマイツリー作りや木の実のケーキを作ってあそびました。

自然のモノは、どれ一つとっても同じモノが無いから、あそびから生まれた作品はとても個性豊かで、どれも優劣をつけることができません。みな違うからこそ楽しくて美しいのだと改めて気づけば、子どもの世界の多様性ももっともっと大切に見守り育んでいけたらハッピーですね。

新しい年を迎え、改めて「みんな違ってみんないい」の子どもたち一人ひとりの多様な育ちに寄り添い応援していくために、身近な自然を日々の保育に取り入れて、保育の中からあそびを通して開いていくお手伝いができたら幸いです。

今年もどうぞ宜しくご支援の程お願い申し上げます。

最後になりましたが、学校法人法輪学園の皆様、大変お世話になりましてありがとうございました。先生方皆様のあたたかい笑顔に励まされました1日となりました。

自然の見方・かかわり方実践研修in富山

秋が深まって参りました。冬の訪れを朝夕に感じます。
10月は、富山県・富山県民間保育連盟・日本保育協会富山県支部青年部様からお声がけいただきまして、「自然の見方・かかわり方」のテーマで、富山県立呉羽青少年自然の家で自然あそび実践研修と「身近な自然を保育に持ち込み、日々の保育を外に持ち出す」講演をさせていただきました。
日々の保育の中でも当たり前にある木や小枝、草花、木の実、石ころ、水、お日様等、子どもたちの五感を通していかに楽しく出会いの場を日々の保育環境の中に持ち込めるのか、実際の保育現場で実践させていただいてきました事例も加えてご紹介させていただきました。
豊かな自然に囲まれた富山県の子どもたちが、日々の生活の中でも身近な自然にも心動かし豊かな感性を育んで欲しいと心から願います。子どもたちのみならず、保育者の先生方が当たり前にある身近な自然の営みにも心寄せ保育を楽しんでいただくきっかけになっていただけましたら光栄です。
大変お世話になりました事務局の園長先生、はじめご参加いただきました先生方、本当にありがとうございました。

いしかわ木育セミナー

9月1日、石川県主催の木育セミナーで、県内の幼稚園保育園認定こども園の先生方、公園管理や子育てに関わる皆様と一緒に、「日々の保育と木育をつなぐ」をテーマに研修を行わせていただきました。

はじめて伺った石川県。金沢の街並みは美しくお食事も美味しく、迎えてくださいました県職員の皆様や参加された皆様のあたたかいお人柄に触れることができ、石川県が大好きになりました!

歴史ある良質の木材を産出する森林文化のある都市からの木育の取り組み。

少しでも今回の研修が日々の保育現場につながっていけば嬉しい限りです。

日々子どもたちのあそびの中で

五感を通した木や森との楽しい出会いが

更に広がります様にと・・・心から願っております。

石川県の皆様、ありがとうございました。

 

木の実のケーキ作り みんなパティシエ どれも美味しそう!
大きな木のパズル (アテ能登ヒバ 県木)
木の皮剥き ツルツルの木肌が・・
丸太を切り分けて・・・・
丸太ツムツム競争
小枝であそぼう!マイツリー作り
最後はみんなで ニコニコはあーい!

 

 

昆虫大魔王の虫講座

6月のウレシパカフェは、自然環境研究センターの斉藤秀生先生の虫講座でした。
斉藤先生は、現在、ミャンマーの教育支援でもご活躍されています。

「昆虫大魔王」こと斉藤先生

虫講座では、ミャンマーの学校の子どもたちとの昆虫採集の様子。
多様な昆虫の生態に触れ、生きる知恵や力を虫たちから学ぶことの面白さや大切さをお伝えいただきました。

受講者

虫嫌いな保護者や先生がいても大丈夫! でも、これから虫に出会う子どもたちのきっかけや楽しみだけは、子どもたちから奪わないで欲しいとお話されていました。

 

とっつぁんの森歩きと川あそび

7月のウレシパカフェの講師は、埼玉県飯能市のきまま工房木楽里オーナーの井上淳治さん。林業家で森を守り育て木育も手掛けるとっつぁんの愛称で親しまれています。

みんなでとっつぁんの森へお出かけしました。

「分木(ぶんぎ)」の森

猛暑でしたが、歴史ある西川材を守り育てている手入れの行き届いた森は、とても心地よくさわやかな風が吹き抜けていました。

ムササビの巣穴
ミョウガの芽

ムササビが、高い木の上の穴にお家を作って暮らしていました。
鹿の足跡。草木を食べた痕も。ミョウガもゲット!
都会の街中では、出会えない多様な命の営みにも触れることができました。

午後からは、高麗川で川遊び。参加者は大人だけでしたが、子どもに還って夢中であそび込みました。

水草の下には、たくさんのカワスジエビ。石ころをひっくり返すと、カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ヘビトンボ。たくさんの水生昆虫を見つけました。
なにやら、とっつぁんが川の中で大きな石の下を手でまさぐっています!
大きなカジカを捕まえてくれました。

カワスジエビ
水生昆虫
カジカ

川の隅の砂地のところには、サワガニも棲んでいました。
川は、たくさんの小さな命と出会えます。川の流れる姿や音は、なぜか心を癒してくれます。

ライジャケ流れ

最後は、木の葉の様に、川の流れに身を任せ、ライフジャケットを付けて、川の流れを楽しみました!

「子どもと一緒に自然あそび」講座

今年も、7月下旬に、夏の芸術教育学校の講座を1日受け持ちました。
ご参加いただいた方々は、全国から集まった幼稚園保育園認定こども園の先生方。皆様大人です!大人が子どもの気持ちに還ってあそびなおすこと。そして、終日、中野サンプラザの研修室に、葉っぱや小枝を持ち込んでの自然あそび演習を行いました。
自分で葉っぱを選んで会場に持ち込むことから研修の始まりです。
1分間、目をつぶり子どもに還ったら、みんなで森へ昆虫狩りに出かけました。
森の世界に入り込んだら、いよいよ子どもに還って自然あそび。

みーつけた

持ち寄った葉っぱで、「みーつけた♪」のあそび。
葉っぱの色、形、感触、匂い等、五感を通していろいろな葉っぱに楽しく出会うあそびです。普段見ているようで見ていない葉っぱのそれぞれの違いに気付きます。

葉っぱじゃんけん

自分でお気に入りの葉っぱを選んだら、葉っぱじゃんけん大会。
長い、短い、細い、太い等、葉っぱで勝負を決めました!
葉っぱの背比べでは、グループで、障子紙に一列に葉っぱを並べて、全体の長さを競います。
すると、更に、葉っぱ一枚一枚の形の面白さや美しさに気付きます。
それぞれの葉っぱに目玉を付けると、更に葉っぱに愛着が生まれます。
葉っぱ一枚からでも、いろいろな遊びが展開できます。

葉っぱの背比べ
しずくリレー
しずくのお顔

次はしずく遊び。
葉っぱは、水を弾く葉っぱと弾かない葉っぱがあることに気付きます。
葉っぱの上をコロコロと転がるしずくがとてもかわいらしく光に当たるとキラキラと美しいから、心が釘付けになりますね。

マイツリーの枝

午後からは、小枝で木の姿を再現するマイツリーごっこ。
まずは、小枝を太い、細い、枝先とみんなで分類します。
グループで、枝をつなげて木の姿を再現しました。
枝も、一つとして同じモノがなく、いびつであることで、素敵な木の姿が生まれました。
そこに、午前中に遊んだ葉っぱを置いたり、粘土でいろいろな生き物等を作って、命のつながりのある多様な木が生まれました。

多様な木

自然は、まず知識からと構えている保育者がいらっしゃいますが、「知ることよりも感じることが大事であること」「子どもたちがやりたがりあそび込みたくなるような道をつくってあげることが、大事と感じます。
そのためにも、保育者がまずは面白がって遊び込んでみること。
センスオブワンダーの世界が、都市型の保育の世界にもつながっていきます様に願いを込めて。
たくさんの皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。
また、主催いただきました芸術と遊びの創造協会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

kyoko takahashi