ウレシパオープンカフェ カタツムリ講座報告

今年最後のカフェのテーマは、子どもたちの身近な生き物「カタツムリ」でした。
~カタツムリを通して子どもと生き物をつなぐプログラム~
「保育園・幼稚園でカタツムリを飼育してみよう」

講師は、ウレシパモシリの生き物博士 佐藤武宏先生。
(神奈川県立生命の星・地球博物館 専門学芸員)

カタツムリの名前の由来から始まり、カタツムリの歩くスピード、歯の数、好きな食べ物、飼育の仕方など、楽しいクイズを交えて様々な角度からカタツムリにズームIN!

実際の保育現場でカタツムリを飼育している経験のある保育者にとって、新たにカタツムリの魅力を知る時間となりました。

中でも、佐藤先生が
「なに?」の質問は、そこで終わりになってしまうが、
「なぜ?」の質問は、子どもたちの中につながっていく。

子どもたち自ら、「なぜ?」と問いかけが生まれるような日々の園生活を送れることが大事とお話されていたことが、とても保育にとって大切なことと感じました。

その出会いの場を用意するのが、保育者の役割。
日々のあそびや体験を通して、「なぜ?」という子どもの自発的な問いかけや行動を引き出す保育環境をつくっていけたらいいですね。

カタツムリも、どれも皆違っている。
生きるための知恵を持って生きている。

人間も同じ。
子どもたちの世界も、みんな違っていい! 違うからこそ面白い!!

あそびを通して、そんな気付きあいができたらと思います。

今年も、お忙しい中でたくさんの先生方にご参加いただきまして、ありがとうございました。

来年も、保育現場に即した多様な講座を企画していきたいと思います。

皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

光あそび

冬になると保育室には、あたたかな日が長く射しこみます。
そんな光のあたたかさと明るさに子どもたちとより楽しく出会わせたい!

目に見えるのに、触れられない。
つかまえようとしても、つかまえられない色とりどりの影・・
乳児さんのあそびの心が高まります。

そんな自然の光あそびに魅せられて
11月には、イタリアのレッジョ・エミリア研修にも参加してきました。

いつもの自然あそびでは、天気に左右される光あそびですが、
保育室に人工光として光テーブルやプロジェクターでの投影により、
光とあそぶ環境が設定されていました。
自然光のみならず、積極的に人工光も取り入れたら、
更にあそびの幅もより多様に広がると感じてきました。

先日は都内の公園で、園の子どもたちと自然あそび。
公園では、葉っぱを落とした大きな木の影が、
くっきりと地面に浮かんでいました。


大きな白い紙を置いて、影を映して「影つかまえた!」あそび。

影が紙からはみ出したら、
「あっ!ここから影逃げたんじゃない?!」
逃げた影を探しにいく子どもたち。

やっぱり私は、自然のお日様の光あそびが大好きです!