身近な自然とあそぼう!

子どもたちの外遊びや公園での遊具遊びが自粛されていく中で、子どもたちの小さな手にも届く身近な自然と五感を通してあそんでみませんか。

家の庭や公園、お散歩に出かける家周辺の道端の雑草の草花。どこにでも落ちている小枝や小石等、遊具がなくても親子で楽しいあそびが生まれてきます。

いつも忙しい日々の中で当たり前にあり過ぎて素通りしていた足元の小さな自然の面白さに親子で気づくことでしょう。

今は園の子どもたちや子育て中の親子さんたちと一緒に園庭や公園で一緒に遊べない分、ブログで少しずつ身近な自然あそびをご紹介していきたいと思います。

大変な状況下にありますが、こんな時だからこそ、もう一度、身近な日常の中にある多様な自然の面白さに出会いなおし、少しでも笑顔の時間を取り戻せたらと心から願います。

○シロツメグサの葉っぱ相撲

道端や公園に生えているシロツメグサを、出来るだけ長く茎を残して摘みます。
1本のシロツメグサを用意したら3人であそびます。
1本のシロツメグサの3枚の葉っぱを、一人一枚指先で持ちます。
「はっけよーい!のこった!!」の掛け声で、
そっと葉っぱを指先で引っ張りあいます。
自分の持つ葉っぱに長く茎が残った人の勝ち!

でも、自然あそびは優劣が無く、あそび方も自由です!

あそびのルールによって勝ち負けがいつでも逆転できるのが面白いですね。
短い人の勝ち! 茎がクルクル巻いている人が勝ち!
などなど、自由にルールを変えてあそんでみてください。

いつでもどこでもだれでもできる楽しいあそびです(^^)

親子のふれあいあそびにも!

たくさんある雑草ですが、あそばせてもらうことに「ありがとう!」の気持ちを持って、次のお友だちもあそべる様に、摘み取り過ぎないで残しておくことも忘れずに楽しんでくださいね。

ウレシパオープンカフェ カタツムリ講座報告

今年最後のカフェのテーマは、子どもたちの身近な生き物「カタツムリ」でした。
~カタツムリを通して子どもと生き物をつなぐプログラム~
「保育園・幼稚園でカタツムリを飼育してみよう」

講師は、ウレシパモシリの生き物博士 佐藤武宏先生。
(神奈川県立生命の星・地球博物館 専門学芸員)

カタツムリの名前の由来から始まり、カタツムリの歩くスピード、歯の数、好きな食べ物、飼育の仕方など、楽しいクイズを交えて様々な角度からカタツムリにズームIN!

実際の保育現場でカタツムリを飼育している経験のある保育者にとって、新たにカタツムリの魅力を知る時間となりました。

中でも、佐藤先生が
「なに?」の質問は、そこで終わりになってしまうが、
「なぜ?」の質問は、子どもたちの中につながっていく。

子どもたち自ら、「なぜ?」と問いかけが生まれるような日々の園生活を送れることが大事とお話されていたことが、とても保育にとって大切なことと感じました。

その出会いの場を用意するのが、保育者の役割。
日々のあそびや体験を通して、「なぜ?」という子どもの自発的な問いかけや行動を引き出す保育環境をつくっていけたらいいですね。

カタツムリも、どれも皆違っている。
生きるための知恵を持って生きている。

人間も同じ。
子どもたちの世界も、みんな違っていい! 違うからこそ面白い!!

あそびを通して、そんな気付きあいができたらと思います。

今年も、お忙しい中でたくさんの先生方にご参加いただきまして、ありがとうございました。

来年も、保育現場に即した多様な講座を企画していきたいと思います。

皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

光あそび

冬になると保育室には、あたたかな日が長く射しこみます。
そんな光のあたたかさと明るさに子どもたちとより楽しく出会わせたい!

目に見えるのに、触れられない。
つかまえようとしても、つかまえられない色とりどりの影・・
乳児さんのあそびの心が高まります。

そんな自然の光あそびに魅せられて
11月には、イタリアのレッジョ・エミリア研修にも参加してきました。

いつもの自然あそびでは、天気に左右される光あそびですが、
保育室に人工光として光テーブルやプロジェクターでの投影により、
光とあそぶ環境が設定されていました。
自然光のみならず、積極的に人工光も取り入れたら、
更にあそびの幅もより多様に広がると感じてきました。

先日は都内の公園で、園の子どもたちと自然あそび。
公園では、葉っぱを落とした大きな木の影が、
くっきりと地面に浮かんでいました。


大きな白い紙を置いて、影を映して「影つかまえた!」あそび。

影が紙からはみ出したら、
「あっ!ここから影逃げたんじゃない?!」
逃げた影を探しにいく子どもたち。

やっぱり私は、自然のお日様の光あそびが大好きです!

夏の終わりに船橋市の先生方と一緒に身近な自然あそび

今夏もさまざまな地域で、幼保の先生方と一緒に身近な自然を日々の保育につなぐあそびを実践して参りました。8月下旬には、千葉県船橋市内の公立私立の先生方と、船橋市役所11階の大ホールにてあそびこみました。

遠く野山に出かけられなくても、自然の知識をたくさん知らなくても、子どもたちの豊かな感性を育み多様な子どもの世界を応援したいという保育の想いがあれば、いつでもどこでも都会でも身近な自然から、子どもたちの自ら心動かし自ら試すあそびを子どもの数だけ創出することができるでしょう。

いびつで完成された遊具ではなく、優劣の無い自然にかかわるあそびは、普段集中できない子どもたちの心も動かす姿をみてきました。

予定通りにはいかず偶然性の中で、それぞれの子どもの想いで展開されていくあそびの中で、違うことがおもしろい!ことに気付かされます。

子どもの数だけあそびが生まれてきます。

多様性と命を持つ自然の教育力への、改めての気付きの時間となりました。

草花の枯れ始めた摘み草も、優しいお花のクレヨンとなり、子どもたちはワクワクしながら自由に描き始めます。すべてが素敵な教材となりますね。

葉っぱのパラバルーン!

園庭や公園で明るいおひさまの元で行うと、キラキラ葉っぱが輝き、葉っぱのシルエットもシートの下から楽しめますね。

ウレシパ研修でも恒例のしずくあそび。

今回は、サトイモの葉っぱも持ち込んで、しずくの滑り台!

水を弾く葉っぱをそっとコップの水に入れてみると・・・

なんと、不思議!銀紙に変身!!!

水と葉っぱと花びらと。水の動きのままに心も揺れました。

最後は、色水カップで乾杯!参加者の数だけ、様々な色水が生まれます。色の順に並べてみるとそれだけでアートの世界。

船橋市役所の職員の皆様、ご参加いただきました船橋市内の先生方、ありがとうございました。

栃木県の先生方と一緒に自然とかかわるあそびを楽しみました。

第66回栃木県幼稚園教育研究大会第5分科会「自然とかかわる遊び」研修の会場は、宇都宮市にある道の駅ろまんちっく村。
猛暑の一日でしたが、村内にある「みのりの森」に一歩足を踏み入れるとそこは心癒される避暑地。


セミの鳴き声を聞きながら、しばらく目を閉じて瞑想の時間。人間中心の暮らしから離れて森にお邪魔させていただくと、自然への謙虚な気持ちをちょっと取り戻せます。

森の自然と仲良くなるためには図鑑で知識を得るよりも、まずは五感を通してさまざまな自然の姿と出会いなおすことを大切にしています。
この日も五感カードをグループ毎に引いて、そのカードの情報のモノをグループで探していただきました。

こんなにも色や形、感触、匂いを森で探した経験は無いのではないでしょうか。

研修室に戻り探し集めたモノが何かをグループごとに当てっこしてあそびました。

なんと、こんな生き物も一緒にきてくれて、

五感のどのカードからの出会いでしたでしょうか(笑)

みんなでご挨拶をした後、すぐに森へ還してあげました。

みんなで見つけた葉っぱから

いつもの葉っぱじゃんけん、葉っぱの背比べであそびました。

午後からは、しずく遊び。

サトイモの大きな葉っぱも持ち込んで

しずくとたくさん戯れました。

小さなしずくと遊んだ後は、

大きな水と遊びます。

夏の光を浴びて水と花びらとキラキラと美しい世界を楽しみながら、

水を治めるワクワクドキドキのあそびとなります。

歓声が一気にあがります。

すべて日々の保育の中で出来るあそびと気づけば、

明日からでもすぐに子どもたちのあそび心を足しながら

更に子どもの数だけ遊びは広がっていくでしょう。

最後は、各園でのあそびの事例をグループごとにシェアしながら、

自然あそびの事例を共有しあいました。

猛暑の一日でしたが、笑顔と意欲溢れる先生方との出会いに心から感謝でいっぱいです。

自然あそびは特別なものではなく、日々の保育の中から子どもたちの感性から開いていくものと改めて感じました。

最後は、センス・オブ・ワンダーの一節をご紹介いたしました。

この度のコーディネーターの理事長先生、事務局運営の先生方、

そして、下見に親身にお付き合いいただきましたろまんちっく村のスタッフさま。

大変お世話になりまして、ありがとうございました!

今度は家族でのんびりと温泉にあそびに行かせていただきます(^^)

夏の芸術教育学校 中野サンプラザで今年も自然あそび研修

毎日猛暑が続きます。園ではなかなかお散歩や外遊びに出かけられない状況が続いているようです。

そんな日は保育室にさまざまな自然物を持ち込んでみましょう。  当たり前にある葉っぱや小枝が、なんだかとっても大切な宝物に見えてくるから不思議です。

そんな身近な自然とあそびなおす楽しさをたくさんの先生方と一緒に学びあう時間となりました。

室内に葉っぱを持ち込んでみると当たり前にある葉っぱと五感を通して楽しく出会い直せます。

一枚の葉っぱにこんなにも愛着がわくなんて・・・。

水のいろいろ水遊び

水をいろいろな角度から遊びなおしてみると・・・

治水?!あそび  水を運んだり水の動きを治めたり

思わず歓声があがります。

とかく嫌われがちの小枝

小枝も木の姿を想像しながらもう一度並べなおしてみると・・・

素敵な森が生まれました。

都会でもできる小さなセンスオブワンダーのあそびの世界

子どもと一緒に楽しみ暑い夏を乗り越えましょう。

参加された先生方、ありがとうございました!

 

都会の中で 小さなセンス・オブ・ワンダーの種まき

雨が続く6月の午後。新宿区の幼稚園の先生方と一緒に身近な自然を室内に持ち込んで草花やしずくと遊びました。
普段忙しく通り過ぎていた足元の草花でも、改めて手に触れてみると、こんなにもいろいろな色があり、形があり、感触があり、香りがあることにも気付きます。

クレヨンがなくても、花びらや葉っぱを少しいただき描いてみるとお花のクレヨンで優しい色が描けます。

雨のひとしずくから楽しいあそびが生まれること。


雨の季節を美しく彩るアジサイも、水に浮かべて揺らめく様子を透明シートの下から覗いてみれば、美しい世界に「きれい!」の歓声があがります。

特別ではない日常の中にも、センス・オブ・ワンダーの輝きが生まれます。

早速翌日の保育の中で、子どもたちと花びらで楽しく遊びましたという嬉しいご報告をいただきました。

新宿区私立幼稚園協会の先生方、ありがとうございました!

5月ウレシパカフェ 春の公園で大人もこどもも一緒に自然あそび

2019年度ウレシパカフェのスタートは、埼玉県狭山市の稲荷山公園。
五感のアンテナをフルに動かして、春の身近な自然とあそびました。

埼玉県、東京都、神奈川県、遠くは、富山県からも先生方にご参加いただきました。
ご家族でもご参加いただき、1歳児から小学生のこどもたちのキラキラと心動かしあそびこむ姿に触れて、先生方も大きなおともだちになって青空の元、たっぷりとあそびあい学びあった一日となりました。

自然にご挨拶

いつもの様にまずは自然にご挨拶。人間中心の生活の中では、時には公園の自然にも、自然の中に入れていただく、自然の命あるものであそばせていただく気持ちで、いつも始まりは自然にご挨拶。
大きなクヌギの木肌に触れて、青空に向かって♪おはよう~♪と手を振ってみると、
ふーっとさわやかな風が吹いて、木々の葉を揺らしていきます。
「あっ、クヌギおじいさんが手を振ってくれたよ!」とお話すると、
1歳のお友だちが、上を見あがて揺れる葉先に、ゆっくりと手を振ってご挨拶してくれました。
思わず、大きなお友だちはその姿に感動の声があがりましたね。

   

瞑想タイム
芝生広場に寝転んで晴天の眩しいお日様を全身で受け止めながら、しばし静かに目を瞑る時間。目を開けてみると、大人もこどもにもどっちゃいます。
さあ、みんなであそびなおしましょう!

五感であそぼう!


みつけたみつけた♪のオリジナル絵本のページを開き、開いたページのモノを見つけてくるあそび。
色、形、感触、匂い等、五感を駆使して公園内で探してきます。
限られた都市の公園でも、こんなにもいろいろな色、形、感触などがあり、一つとして同じモノがないことに、その面白さに改めて気付きあいました。

お花クレヨンでお絵描きあそび
春にはいろいろな色がたくさん生まれてきますね。たくさんの雑草の中から黄色や赤の花びら、柔らかい葉っぱ等、あそぶ分だけ少しいただいて、指先でクチュクチュと揉んでみると、優しい自然の草花クレヨンとなりますね。
いろとりどりの草花お絵描き作品が生まれてきました。
草花から頂いたお絵描きなので、最後はみんなで緑の中にそっと戻してあげたら、素敵な森の美術館!

 

お顔探し
公園内には、いろいろな姿形の樹木が生えてます。心遊ばせ柔らかくなった感性で、森の中のお顔を探してみました。
いろんな顔が生まれてきて一気にワクワクが高まります。魔法使いの森は、いろんな顔がかくれんぼしていましたね。

   

お弁当をいただいた後は、コーナーあそびです。

冒険あそびコーナー

ロープ上り&段ボール滑りの繰り返し。

竹コース作りコーナー

しずくあそびコーナー

しずくあそびから ウオータースライダーあそびへ

 

森の絵本コーナー

こどもたちも大人たちも自由に遊び込みましたね。

プチサロン
柔らかな木漏れ日の下で、自然あそび研修の振り返り。互いの想いを語りあいました。

最後は、センスオブワンダーの朗読で散会となりました。

参加された皆様の豊かな感性に囲まれ育まれた一日でした。
また一緒にあそびあいまなびあいましょう。

 

次回は、6月の磯の生き物さがしです。
ご興味のある方は、ウレシパ事務局までお問合せください。

 

ウレシパカフェ~小さな小さな遊びあい学びあい~今年も実施します!

新年度スタートしました。長い連休開けて保育の現場では、また子どもたちの活気であふれていることでしょう。

さて、今年度もウレシパモシリの各専門家講師陣と保育現場の先生方と共に、自然あそびをベースにした小さな学びあう場を予定しております。
今年度は、前半期は、野外のフィールドに出かけていきます。後半期は、また、池袋会場にての学びあいです。

5月19日 五感を通した身近な春の自然あそび(埼玉県狭山市)
6月22日 磯のいきもの探し(三浦半島)
8月31日 森あそび(埼玉県飯能市)
10月30日 虫講座(池袋・会議室)
12月18日 石ころあそび講座(池袋・会議室)
2月26日 音あそび講座(池袋・会議室)

以上を予定しております。
ご興味関心のある方は、ウレシパモシリ事務局までお問合せ下さい。

光あそび

冬の晴れた日。お部屋にはおひさまの光が長く射しこみます。
寒い季節だからこそ、おひさまの明るさとあたたかさとたっぷりとあそびたいですね。

2歳児クラスの子どもたちとおひさまのひかりとたっぷりとあそびました。