埼玉県飯能市の森に子供たちの元気な声が響き渡ったさわやかな秋晴れの一日。
あけぼの保育園・あけぼの第2保育園(埼玉県戸田市)の年長さんの子供たちが森の手入れのために、みんなで力を合わせて木を伐る体験を行いました。
森を元気にするために必要な森のお手入れ。そのために伐り出す木を探すところから始まりました。
林業の専門家、木楽里のとっつぁんと俊太郎さんにご指導いただきながら、安全に木を倒す方向を確認し、ロープワークにもチャレンジ!
本物の工具であるノコギリでドキドキしながらも、順番に切り込みを入れていきます。
最後は、みんなでロープを引き、木が倒れる瞬間の森に響く音、匂い、空気を全身で体感しました。
切り倒したからこそ出会う瑞々しい切り株の年輪、ヒノキの香り、木のてっぺんの葉っぱや木の実・・。森の中で子供たちの五感力がぐんぐん開いていきます!
木を伐る順番を待っている間には、足元に生えている森の草花の中のお気に入りを探して、森の冠や森のメダルを創りました。どの子もとっても個性豊かで素敵な冠とメダルが完成!
お弁当を食べた後は、以前、この森で伐り倒した間伐材で作った小さな椅子を森に持ち込んで、木陰で『どうぞのいす』の読み聞かせ。
みんなで伐った木が、今度はどんな木の製品になってみんなの生活に還っていくのでしょうか・・・。
お家に帰ったら、木でできている物を探してみてくださいね。
あけぼの保育園では、保育カリキュラムの中に、「木育」を取り入れて年間通して森と保育とつなぐ活動を長年に渡り進められています。
都会の街中の保育環境の中でも、子供たちの豊かな育ちのために、森のめぐみといかに出会わせてあげられるか・・・よりよい保育への熱心な想いを改めて感じた一日でした。
お疲れ様でした!
また、森で一緒に遊びましょうね。