6月のウレシパカフェは、自然環境研究センターの斉藤秀生先生の虫講座でした。
斉藤先生は、現在、ミャンマーの教育支援でもご活躍されています。
虫講座では、ミャンマーの学校の子どもたちとの昆虫採集の様子。
多様な昆虫の生態に触れ、生きる知恵や力を虫たちから学ぶことの面白さや大切さをお伝えいただきました。
虫嫌いな保護者や先生がいても大丈夫! でも、これから虫に出会う子どもたちのきっかけや楽しみだけは、子どもたちから奪わないで欲しいとお話されていました。
6月のウレシパカフェは、自然環境研究センターの斉藤秀生先生の虫講座でした。
斉藤先生は、現在、ミャンマーの教育支援でもご活躍されています。
虫講座では、ミャンマーの学校の子どもたちとの昆虫採集の様子。
多様な昆虫の生態に触れ、生きる知恵や力を虫たちから学ぶことの面白さや大切さをお伝えいただきました。
虫嫌いな保護者や先生がいても大丈夫! でも、これから虫に出会う子どもたちのきっかけや楽しみだけは、子どもたちから奪わないで欲しいとお話されていました。
7月のウレシパカフェの講師は、埼玉県飯能市のきまま工房木楽里オーナーの井上淳治さん。林業家で森を守り育て木育も手掛けるとっつぁんの愛称で親しまれています。
みんなでとっつぁんの森へお出かけしました。
猛暑でしたが、歴史ある西川材を守り育てている手入れの行き届いた森は、とても心地よくさわやかな風が吹き抜けていました。
ムササビが、高い木の上の穴にお家を作って暮らしていました。
鹿の足跡。草木を食べた痕も。ミョウガもゲット!
都会の街中では、出会えない多様な命の営みにも触れることができました。
午後からは、高麗川で川遊び。参加者は大人だけでしたが、子どもに還って夢中であそび込みました。
水草の下には、たくさんのカワスジエビ。石ころをひっくり返すと、カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ヘビトンボ。たくさんの水生昆虫を見つけました。
なにやら、とっつぁんが川の中で大きな石の下を手でまさぐっています!
大きなカジカを捕まえてくれました。
川の隅の砂地のところには、サワガニも棲んでいました。
川は、たくさんの小さな命と出会えます。川の流れる姿や音は、なぜか心を癒してくれます。
最後は、木の葉の様に、川の流れに身を任せ、ライフジャケットを付けて、川の流れを楽しみました!
今年も、7月下旬に、夏の芸術教育学校の講座を1日受け持ちました。
ご参加いただいた方々は、全国から集まった幼稚園保育園認定こども園の先生方。皆様大人です!大人が子どもの気持ちに還ってあそびなおすこと。そして、終日、中野サンプラザの研修室に、葉っぱや小枝を持ち込んでの自然あそび演習を行いました。
自分で葉っぱを選んで会場に持ち込むことから研修の始まりです。
1分間、目をつぶり子どもに還ったら、みんなで森へ昆虫狩りに出かけました。
森の世界に入り込んだら、いよいよ子どもに還って自然あそび。
持ち寄った葉っぱで、「みーつけた♪」のあそび。
葉っぱの色、形、感触、匂い等、五感を通していろいろな葉っぱに楽しく出会うあそびです。普段見ているようで見ていない葉っぱのそれぞれの違いに気付きます。
自分でお気に入りの葉っぱを選んだら、葉っぱじゃんけん大会。
長い、短い、細い、太い等、葉っぱで勝負を決めました!
葉っぱの背比べでは、グループで、障子紙に一列に葉っぱを並べて、全体の長さを競います。
すると、更に、葉っぱ一枚一枚の形の面白さや美しさに気付きます。
それぞれの葉っぱに目玉を付けると、更に葉っぱに愛着が生まれます。
葉っぱ一枚からでも、いろいろな遊びが展開できます。
次はしずく遊び。
葉っぱは、水を弾く葉っぱと弾かない葉っぱがあることに気付きます。
葉っぱの上をコロコロと転がるしずくがとてもかわいらしく光に当たるとキラキラと美しいから、心が釘付けになりますね。
午後からは、小枝で木の姿を再現するマイツリーごっこ。
まずは、小枝を太い、細い、枝先とみんなで分類します。
グループで、枝をつなげて木の姿を再現しました。
枝も、一つとして同じモノがなく、いびつであることで、素敵な木の姿が生まれました。
そこに、午前中に遊んだ葉っぱを置いたり、粘土でいろいろな生き物等を作って、命のつながりのある多様な木が生まれました。
自然は、まず知識からと構えている保育者がいらっしゃいますが、「知ることよりも感じることが大事であること」「子どもたちがやりたがりあそび込みたくなるような道をつくってあげることが、大事と感じます。
そのためにも、保育者がまずは面白がって遊び込んでみること。
センスオブワンダーの世界が、都市型の保育の世界にもつながっていきます様に願いを込めて。
たくさんの皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。
また、主催いただきました芸術と遊びの創造協会の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
kyoko takahashi