園内おさんぽ研修

卒園式も終わり、春もすぐそこまで来ている様な暖かな一日。
都会の保育園で、のんびりゆったりと園内のおさんぽ研修を行ってきました。

恒例の手あそびで、ちょっと心をほぐして笑顔になったら、
園庭からスタートです。

「見つけた見つけた」のオリジナル絵本のページを開いて、
出てきたページのモノを、見つけてくるあそび!
「みーつけた♪ みーつけた♪ ふわふわ~なもの み~つけた♪」
先生方が子どもの視点で、探して見つけてきます。
よく見ると産毛が生えている葉っぱ。
園庭のコブシの木の花芽
小鳥の羽
みんなで触ってみると、そう、みんなふわふわ♪

園庭を出て境内の中もおさんぽ。
赤い色
ザラザラ
ハートの形
つるつる
いい匂い・・・
などなど
五感を通して、いろんなモノを探しておさんぽ。
普段は忙しくただ通り過ぎている園内も、
なぜか違った風景に見えてきて、
いつもは見えなかったものが見えてくるから不思議。

境内のお墓を通り過ぎると、そこには小さな林があります。
3年間かけて、子どもたちと先生方が日々の保育の中で通い続けて、
今では、素敵な第二園庭となりました。
丸太のお集まりの円座では、
いつも子どもの集会。
あそびの導入や絵本や、子どもたちのいろんな思いを伝え合う場となっています。
林の一角には、林のキッチン。
子どもたちは林にある木の実や葉っぱや小枝を集めて、
大きなお鍋やフライパンで、おいしいお料理を作ってくれます。

そんな林の中で、次の自然あそび研修は・・・
林のかくれんぼごっこ。
予め木粉粘土と林の自然素材で創った生き物を、木の陰に枯葉の下に、
生き物たちのカモフラージュを意識して隠しておきます。
最初は、みんなで林の中に隠れている粘土の生き物を探してあそびました。
「みーつけた♪」
「みーつけた♪」
思いもよらないところから、変なオモシロ生き物が登場!

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今度は、先生方がひとりひとり、粘土で自分の好きな生き物を製作。
出来上がった生き物の居場所を見つけてそっと置いてあげました。

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午後からは、林から保育室に持ち帰った変なオモシロ生き物を主人公にして、
その子が住みたい居場所を、
箱の中に自然物を使って創ってあげました。

とっても素敵な箱庭が誕生!
それぞれの箱の主人公が、とっても満足そうに暮らしていけそうな箱庭になりました。

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都会の中の園でも、
ゆっくりとおさんぽしながら、よく見て見ると、
色や形や感触など、さまざまな葉っぱに出会えます。
それをただ通り過ぎるだけではなく、
子どもたちと楽しく出会わせてあげて、
保育室に持ちかえれば、
子どもと自然、日々の保育と自然をつないであげることが出来ます。

ぜひ、まずは先生方がその季節その日の小さな自然に気付き楽しんでください。
今まで見えなかったいろいろなモノが見えてきて、きっと保育がもっと楽しくなるはずです(^^)

ウレシパモシリ-森と子育て文化をつなぐ研究会