埼玉の森から戸田市のあけぼの保育園にヒノキの木をまるまる一本持ちこみました。この木を園庭にならべて5歳さんたちと森の木に触れる遊びをします。
森に立っている木をそのままでは持ってこれないので、切り倒して、運搬できるようカットします。枝やはっぱもあります。
”とっつぁん”がこんなに高い木を切り倒したんだ。森にあった様子を掛け軸のようなながーい写真で説明します。
それじゃ、この木が元立っていたように園庭に並べてみよう。木を再現するには、丸太がどうつながっていればいいのかよーく考えて並べないとできません。まるでパズルのようです。みんなは話し合ったり、協力して運んだりして、再現していきます。
並べた木をよーく観察しています。立っている木ではできません。園庭に並べられたからこそできる遊びです。
パズルを完成させると、園庭いっぱいでも、並びきれませんでした。森に立っているときではわからない大きさや、枝の付き方を知り、木のてっぺんに触ることができます。鳥になった気分です。
どっちが高いか競争しよう。お友達が背の高さで並んでみました。結果はおんなじぐらいでした。みんなが協力し合て並ぶと、木の大きさよりも高くなります。
次に始めたのは、木の皮むきです。この時期のヒノキは簡単に皮がむけ、みずみずしい素肌が出てきます。なめると、甘いんだ。
みんなが夢中で皮をはぐとヒノキはあっというまに丸裸。
てっぺんの枝・葉っぱ、裸の丸太、履いだ皮は大事に取っておいて、楽しかった体験後の保育に生かされます。
【森のカメラマン】