戸田市のあけぼの保育園・あけぼの第二保育園の先生達と飯能市吾野「木楽里の森」に木こり体験、森あそびに行きました。
日頃の保育からはなれて、多様な森の環境に溶け込んで、いやされましょう。
「感性を解き放ち、センス・オブ・ワンダー(心で感じること)をたくさん感じてください。」
森の中を散策して、多様な自然に触れたあとはいよいよ、ヒノキの間伐体験です。
木を引き倒すために、ロープを木の高いところに掛けます。初めての経験になかなか引き上げることができません。
木の倒し方やリスクの説明のあと、早速のこぎりで木を切ります。日本のノコギリは引かないと切れません。腕をうまく使って、ノコギリに力を込めます。
まっすぐ水平に切らないと、木はうまく倒れません。ノコギリが曲がっていないか周りから指示をしてもらいます。
次はナタで受け口を作ります。斜めにナタを振り落とすのは少し、力がいります。空振りのときに自分の足を切らないように、左足を後ろに引きます。
反対側からノコギリで追い口をつけたらいよいよ木を倒します。さっき掛けたロープをみんなで協力して引っ張ります。
見事に檜の木が倒れました。年輪を数えてみます。この木はおおよそ40歳でした。
皮を剥いでみるとすべすべの地肌が出てきます。しっとり濡れています。なめてみるとかすかに甘いです。
木こり体験の後、お気に入りの絵本の読み聞かせを代表の先生にしていただきました。木の絵本は森の環境に溶け込み、聞き役の先生たちはみんな引き込まれて聞き入っていました。
思い思いのお菓子の空き箱に、葉っぱや木の実をいれて、森のお弁当作りをしました。3段重ねのお菓子の箱は、用事で参加できなかった園長先生のお土産にするそうです。
秋には子どもたちと一緒にもう一度森を訪問し、木こり体験をします。
子どもたちの育ちには本や動画で疑似体験するだけでなく、実体験がとても必要です。森に足を踏み入れることは視覚だけでなく、聴覚、臭覚、触覚、味覚の5感、そしてセンス・オブ・ワンダーをたくさん感じることができます。そしてそこで感じたことは、これから生きているうえで貴重な体験として子どもたちの心に刻まれていくことでしょう。もしかしたら、先生たちの心にも・・・
【森のカメラマン】