ウレシパモシリの活動を始めて早くも12年が過ぎました。
昨年も、大学の講義や千葉県・群馬県での保育講演会等にお呼びいただきました。当たり前にある身近な自然を保育教育資源として捉えなおしてみると、園の環境を活かしたたくさんの遊びが生まれ、生き生きとした子ども達の笑顔が生まれてくることを、園の保育現場からの実践事例からお伝えさせていただきました。
また、群馬県老人保健施設協会様よりお声がけいただき、はじめて老健大会にて『命の終わりまで生き生きとした感性の世界を求めて』のテーマで、お年寄りにも楽しんでいただける保育の中で行ってきた心を動かす身近な自然あそびの事例をお伝えさせていただきました。
保育の中では、自ら感じて考えて行動できる育ちを応援してきましたが、歳を重ねて自ら考えられなくなり行動が制限されていく中で、最後に命を輝かせるのは、夕焼けや草花の美しさに心が動く感性ではないかと・・・
そして、その生涯に渡る感性を育むには、乳幼児期からの身近な自然と触れ合う原初体験がやはり大切であることに気付かされ、学び直す貴重な機会をいただきました。改めて理事長服部徳昭先生、大会長のリハビリホーム喜望峰施設長井野教子先生に心から感謝を申し上げたいと思います。
令和7年度も、生涯に渡る生き生きと幸せに生きる力を育むために、身近な自然との出会いを子どもたちに届ける保育・教育活動を、講師一同進めて参りたいと思います。
皆様から長きに渡り、ウレシパモシリの活動に温かいご支援とご協力を賜って参りましたことに、心から感謝の気持ちを申し上げます。
今年も、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和7年元旦
ウレシパモシリ主宰 高橋京子