芸研 夏の芸術教育学校

東京四ツ谷の東京おもちゃ美術館にて『五感を引き出す身近な自然あそび講座』を開催致しました。大変な猛暑の日でしたが、たくさんの皆様にご参加いただきました。

身近にある様々な葉っぱをいただいて、会場に持ち込みます。会場には葉っぱの香りが立ち込めます。さて、今日は、このいただいた葉っぱでどんな遊びが始まるのでしょうか。

まずは、夏になる頃、道端や公園の隅っこで元気に伸びてくるエノコログサ。

キャット&キャッチで、心ほぐし。今日、はじめて出会う大きなお友達同士が、一気に近づきます。

み~つけた♪の五感あそび。見つけた見つけたのウレシパのオリジナル絵本のページを開き、そのページの特徴がある葉っぱを探します。

黄色い葉っぱ、ハートの形、いいにおいの葉っぱ。どれも同じものが無い葉っぱは、同じ仲間に分類して並べてみるだけでも、なんだかとても美しい。

こんどは、長い障子紙の上に好きな葉っぱを並べて貼りつけていきます。

葉っぱのタペストリーの完成!障子紙は、光を透すので、窓辺に掲示するととっても綺麗!こうやって並べてみるだけで、様々な葉っぱの色や形が際立って映えてきます。

更に、事務用品の白丸シールで目玉を付けると、いろいろな葉っぱさんのお友達が登場!子どもたちは、自分で見つけて貼り付けた葉っぱに愛着が湧き、葉っぱと仲良しになります。

葉っぱのタペストリーは、是非、しばらくお部屋に掲示して見て下さい。

お日さまの光を透すとても美しい葉っぱの姿に出会えます。でも、しばらく掲示しておくと、葉っぱに変化が現れます。葉っぱも命を持っているので、時間の経過と共に、緑の葉っぱが茶色くなり、枯れて固くなって最後は割れてしまったりします。日々の保育室の中で、そんな葉っぱの命の変化も子供たちにも感じて欲しいですね。

柔らかい葉っぱや花びらをいただいて、草花くれよんでお絵描き。草花の色を楽しみます。手にした花びらを揉んで色を塗っても、想像した色では無い色が生まれてきたりして、試して遊ぶ姿が生まれます。

様々な花びらや葉っぱの形を選び楽しみながら、自分らしい表現で個性豊かな草花ペンダントが完成。

テキスト

摘んで集めてきた大切な葉っぱ。最後まで遊びきります。

歪な木の皮も加えながら、さまざまな表情豊かな葉っぱのお顔が生まれました。

午後からは、しずくあそび。ひとしずくと遊びこみます。

葉っぱには、水を弾く葉っぱとそうでない葉っぱがあります。今日は、とってもよく水を弾く「カツラ」の葉にしずくを落として遊びました。

手の甲も、よく水を弾きますね。

色水でしずく遊び。葉っぱの上で偶然に色が混ざり合います。

「わーっ、素敵!!!」と感じたタイミングで、そっと上から障子紙をのせると、ジワジワジワって滲んでいき、まるで生き物の様・・・。

偶然に生まれたにじみ絵の形。何に見えるかなあ・・・想像を膨らますとお話しの世界が広がっていきます。

お日さまに翳すととっても綺麗!

最後は残った色水で、今日はじめて出会って一緒遊んだ仲間たちと、色水の乾杯!お互いの色水を少しずつ分けあったら・・・

参加されたお友達の分だけ、素敵な色が生まれました!

あらあら・・・午前中に作って遊んだ葉っぱのお顔さんから、何やら声が聞こえてきて・・・「喉がかわいたよ~」

では、今できたてのジュースをおすそ分け!!

葉っぱのお顔さんは、ごくごく飲み始めたのが、とっても不思議・・・。

自然遊びは、どこまでもつながっていきますね。

今回は、室内に自然を持ち込んで、 自然となかよしになる講座を行いました。

猛暑の中で、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

次回は、11月30日(土)。野外に出て豊かな自然となかよしになる講座をウレシパが主催します。是非、秋の自然と遊びましょう!

講師一同、皆様のご参加をお待ちしております。