冬は寒いけど、日本の太平洋側はおひさまが低い位置の晴れの日が多いですよね。今日は葛飾二葉幼稚園の年長さんとそんな冬だからこそできる太陽の光を使った自然遊びをしました。
目の前にある白い布は何?木の間に張った白い布を影絵のスクリーンに見立てて太陽スクリーン(太陽の光が光源なので)です。なにか人のような影が浮かび上がってきました。今日の遊びのプロはけろちゃんです。
まずは、アイスブレークの時間です。太陽の光といえば、定番の遊びは影踏みですね。一斉にお互いの影を追いかけて、体と心を温めます。。
一通り影踏みをしたところで、次は皆んなで横一列に並んで自分の影を見てみます。伸びをしたり、しゃがんだり、斜めになったり。一列の影が一斉に同じ形に変化します。
今日は5歳さんのみんなが光の研究員です。研究員は、ペットボトルの光の万華鏡、光の覗き眼鏡、キラキラボールなどを制作して、光の変化に出会いながらその不思議を研究します。
さっそく各コーナーに分かれて自分の気に入ったものの制作をしました。丸い形のペットボトルにカラーセロファンと水を入れると、ペットボトルの光の万華鏡の出来上がり。白い模造紙の上に置くと、太陽の光が水で屈折し、カラーセロファンのいろんな色が混じったり、動いたり、形を変えたりして、とてもきれいな光の投影ができました。
紙皿の中心をくり抜きカラーセロファンを貼ってそこから覗くとどんな世界が見えるかな?さっきの白い布のスクリーンに投影すると、セロファンの色が綺麗に投影されます。
透明なハリのあるビニール袋にカラーセロファンを細かく刻んで入れたら、キラキラボールの出来上がり。紐を括って木の枝にかけてみると、ビニールが太陽の光に反射して、いろんな色がキラキラして、とても綺麗な光に出会えます。
今度はけろちゃんが透明なシートを木の間に張っています。何をするんだろう。
余ったカラーセロファンをマイラーテープに貼り付けて、天の川の出来上がり。これをさっきの透明ビニールに貼り付けて、紙皿の色覗き眼鏡も一緒に貼り付けました。
地面を見てみると・・・。天の川の間に、カラフルな丸い宇宙船が飛んでいるのかな?
最後に研究員が制作した、光の作品を持ち寄って、太陽スクリーンにかざしてみました。いろんな色や形が浮きあがってきます。
今回はあえて、作り方の詳しい説明をしないで、子どもたち自ら工夫して制作をしてもらいました。たくさんの工夫と個性あふれる作品が生まれました。
【森のカメラマン】