今年最後のカフェのテーマは、子どもたちの身近な生き物「カタツムリ」でした。
~カタツムリを通して子どもと生き物をつなぐプログラム~
「保育園・幼稚園でカタツムリを飼育してみよう」
講師は、ウレシパモシリの生き物博士 佐藤武宏先生。
(神奈川県立生命の星・地球博物館 専門学芸員)
カタツムリの名前の由来から始まり、カタツムリの歩くスピード、歯の数、好きな食べ物、飼育の仕方など、楽しいクイズを交えて様々な角度からカタツムリにズームIN!
実際の保育現場でカタツムリを飼育している経験のある保育者にとって、新たにカタツムリの魅力を知る時間となりました。
中でも、佐藤先生が
「なに?」の質問は、そこで終わりになってしまうが、
「なぜ?」の質問は、子どもたちの中につながっていく。
子どもたち自ら、「なぜ?」と問いかけが生まれるような日々の園生活を送れることが大事とお話されていたことが、とても保育にとって大切なことと感じました。
その出会いの場を用意するのが、保育者の役割。
日々のあそびや体験を通して、「なぜ?」という子どもの自発的な問いかけや行動を引き出す保育環境をつくっていけたらいいですね。
カタツムリも、どれも皆違っている。
生きるための知恵を持って生きている。
人間も同じ。
子どもたちの世界も、みんな違っていい! 違うからこそ面白い!!
あそびを通して、そんな気付きあいができたらと思います。
今年も、お忙しい中でたくさんの先生方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
来年も、保育現場に即した多様な講座を企画していきたいと思います。
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。