自然あそびの本

子どもたちが育つ環境に必要なものはなにかな・・・
そんな想いをずっと20年以上あたためてきました。

都市の限られた自然の中でも、
五感を刺激する多様な自然あそびに夢中になる子どもたちの姿も見て来ました。

目を輝かせ興味あるものに近づき発見し、
遊びこむ子どもの時間。
自分で遊びを創り出し、発展させていきます。

多様な自然が多様な子どもの心を受け止めてくれるので、
いつもは集中しずらい子どもたちも、夢中になって遊びこむ姿があります。

手にした葉っぱ一枚も、形や色や匂いや感触が違うことに
遊びを通して気付いた子どもたちは、
友だちと違うことを楽しみます。
違っていいんだ、人は一人ひとり違うことを認め合うことが
素敵なんだと、大人たちも気付かされます。

子どもたちが自分から遊びを楽しみ始めた時の集中力吸収力のすごさを見ていると
大人が教え込むよりも、子どもたちが夢中になるきっかけを用意してあげればいいんだと
子どもたちの姿から学ばせていただきました。

子どもたちが日々の生活の中で出会うことができる身近な自然
すなわち、花、葉っぱ、雨、泥、水、砂、石、落ち葉、木の実、風、光、小枝等・・・

自然の贈り物をテーマに、
実際に保育現場で実践させていただきました遊びの数々をまとめました。
いつでもどこでもだれでもできる身近な自然あそびです。

書店でみかけたら、ぜひ手にとってご覧いただければ嬉しいです。
「12か月の自然あそび87」(新星出版社)

たくさんの皆様からのあたたかいご支援ご協力を賜り、お陰様で生まれた本です。
出版にあたり、ご協力いただきました保育園・幼稚園の先生方、保護者の皆様、
ご指導いただきました専門講師の先生方、
そしておまとめいただきました編集者、出版社の皆様に、
改めて心からの感謝をこめて・・・。